いい人の婚活がうまくいかない心理
婚活のために結婚相談所に入会し、パーティーや他のお見合いイベントなどの出会いの場にも積極的に参加し、何人かの女性とお付き合いもしている。なのにうまくいかない・・・
結局最後は「いい人止まり」。
そんないい人の心理をうまく見抜いて諭してくれる、ある住職の記事です。
【日曜相談 あすへのヒント】婚活がうまくいかない(40代男性)
【相談】
2年前から婚活をしていますが、うまくいきません。結婚相談所に入会し、パーティーや他のお見合いイベントなどに積極的に参加し、何人かの女性とお付き合いしました。
しかし、どれも長続きしません。「本当にこの人のことを好きだったのかな」と考えてしまったり、「性格が優しいから相手からすれば物足りないんじゃないか」と親しい友人に指摘を受けたりしたこともあります。
また、デートをしても相手に合わせて楽しむどころか、逆に疲れてしまって何のために付き合っているのか分からなくなることもあります。
今、お付き合いしている女性はいません。もう少し自信を持って付き合っていくにはどうしたらいいのでしょうか。助言をお願いします。(東京都 40代男性)
【回答】
「性格が優しいから」とご友人が遠慮がちに指摘されているのを、もう少し突っこんだ言い方に換えてみますと、「“いい人”を演じる偽善者になっているから、お互いにつまらない」と、申せましょう。
相手に合わせすぎてしまって疲れてしまう、と記しておられますね。それは例えば、女性の顔色を必要以上にうかがってしまい、彼女の会話に興味が持てなくても「うんうん、本当にそうだよね」などと、無理して笑顔をつくりつつ、相づちを打ってしまう、とか。あるいは、自分がまったく好きにもなれない相手の趣味を、無理して一緒に楽しんでいるつもりをしてしまう、とか。
私たちはそうやって“いい人”を演じているとき、「自分は優しい人だ」と思いがちなのですけれども、それは大いなる錯覚です。
なぜなら、「逆に疲れてしまって」と記しておられますように、無理して自分を偽っているがゆえに、“いい人”を演じるストレスがたまり、心の裏では、イライラ怒っているのですから。一見すると優しくて紳士的に見える裏にこういったイライラと偽りが充満していますと、相手は重苦しい気分になってしまいリラックスできません。
人間は誰しも、側にいる他人の心理状態を無意識的にコピーする形で影響を与え合っています。私たち男子が気を使いすぎて“疲れて”しまっていると、その心理状態を相手は無意識にコピーしてしまい、やはり気疲れしてしまうものです。これが、仏道で申すところの、原因と結果の法則で、自業自得なのです。
結婚には、“互いに一緒にいて安らげる”のが不可欠です。“相手のため”と見せかけて重苦しい感じにしてしまう偽善的スタンスを捨ててしまって、もう少し“自分も楽しむ”を出してみると、今よりはうまくいきやすくなるでしょう。
■回答者・小池龍之介
月読寺(東京都世田谷区)住職。32歳。新刊に『ブッダにならう 苦しまない練習』(小学館)がある。
ここで言われているのが
女性の顔色を必要以上にうかがってしまい、彼女の会話に興味が持てなくても「うんうん、本当にそうだよね」などと、無理して笑顔をつくりつつ、相づちを打ってしまう、とか。あるいは、自分がまったく好きにもなれない相手の趣味を、無理して一緒に楽しんでいるつもりをしてしまう、とか。
私たちはそうやって“いい人”を演じているとき、「自分は優しい人だ」と思いがちなのですけれども、それは大いなる錯覚です。
なぜなら、「逆に疲れてしまって」と記しておられますように、無理して自分を偽っているがゆえに、“いい人”を演じるストレスがたまり、心の裏では、イライラ怒っているのですから。一見すると優しくて紳士的に見える裏にこういったイライラと偽りが充満していますと、相手は重苦しい気分になってしまいリラックスできません。
まさにその通りですね。
いい人なんじゃなく”いい人を演じようとしている”。
演じるのをやめて素を出せるようになれば、もっとうまくいく確率も上がると思います。
「いい人」から「いい男」に変わる会話術 (無料メールマガジン)
※受付終了しました
女性を落とすことにのみ焦点を当てた会話術なので、「友達を増やしたい」とか、 「職場の雰囲気を改善したい」とか、そういう事を求めている方は、申し訳ありませんがこのメールマガジンは役に立ちません。”女性を落とす会話”が知りたい方のみ登録して下さい。